①設計
②地盤調査
③地盤改良
④ベタ基礎
建物で重要になる足元(基礎・土台)
土台に使用する樹種にも意味があります。数ある木の種類の中でも、桧・ヒバ・栗は水・害虫に強い材料であります。桧・ヒバが自ら出すヒノキチオールという成分は人へ癒し効果をはじめとする良い影響があると同時にしろありをはじめとする害虫が好まないものであります。昔の大工は多くの経験から今でも通じるすばらしい知識を体で感じ、残して来たのです。湿気のこもり易い床下で、湿気に弱い材料を使用し腐食してしまってからでは取り返しのつかない事は容易に想像がつきます。さらに、現代、樹種に関係なく安い材料を科学的に強くしようと開発され、薬剤注入土台として出回った物は、人体に悪影響を強く与える成分であることを軽視して使用した結果、アトピー・喘息などを始めとする現代病として数多くの代償を背負う事になってしまいました。建てた後では見る事が出来ない床下だからこそ本物の良い材料を使う事は最重要になります。このことを踏まえ当社で施工させて頂く建物の土台には全て桧材を採用しています。
建物を形成する柱と梁や桁をはじめとする横架材は、土台と同じように、全てが見えてくる材料ではないからこそ、体にも広く考えれば、地球環境にも良い材料を使用する事が木造建築をする私たちの使命と考えています。
ここでも、小さい材を科学的に接着剤で貼り合せ外見はまるで木のようなものに見せている集成材というものが多く出回りました。木と木を貼り合せるために、使われる接着剤の耐用年数は25年くらいとされています。
このような実験段階のものを使用するリスクの高さ、恐ろしさを考えるととても使用出来ないと考えるのが普通の心情と考えます。無垢の木を使用するからには、一番良い使い方を吟味し加工を加え最大限に生かす事も大切であります。
本物を見極める目と経験、それを生かす代々受け継ぐ技術を持ち合わせた人材も同時に必要となります。